今月に入ってから十一月のグループ展に向けて新作の制作を始めています。内容は今年の一月頃から只今現在の半年一寸、主に京都で撮影した写真のプリントやフィルム、フィルムのガイド、フィルムが入っていた箱、あと過去に作った私家版、その際試し刷りした校正紙など写真関連を暗室用バットに詰め込み、数週間水分に漬けました。
その後、乾燥させたパリパリの写真の紙片をなるべく感情を出さないように破り、壁に並べた五つの木製パネルに、幾層か重ね貼り込んでいっています。貼り込むごとに膨張して、そこから見える「写真」を立体的に置き換えているような思いがだんだんと湧いてきました。
最近ふとおもうこと、撮影した写真関連物を切って貼って剥がして貼る制作や行動は、何となく文章を書く作業に近いと感じます。
木曜日、正午過ぎ淀屋橋駅から特急に乗って出町柳駅到着。叡山電鉄で修学院駅到着。駅裏の山端川端町の一角周辺をパトロール、お馴染み山端滝ヶ鼻町の周辺も歩いて撮影。再び山端川端町周辺に戻って動画でも撮影。
一乗寺方面に向かってジグザグに歩きながら、小さなヨウカン屋さん、店内でジャズがガンガンかかるオーガニックスーパー、無骨な無人古書店の路上棚…にも遭遇。本の匂いを嗅ぎにぶらっと立ち寄りました。陽があたった部分がカッコよく変色した背表紙の『〇〇たる影絵』(〇〇は忘れた)を手にとり立ち読み開始…
小津安二郎『東京物語』の助監督 、ノンフィクションかなと読み進むと、著者がイヤなほどでてきて、コレは私小説。そこから来る引力に引き込まれて文字が少しづつ影絵のように小さくなり眠くなったところで終了。また白川疏水沿いを歩いて周辺を撮影、叡電の茶山京都芸大前から帰途につきました。
土曜日、くもり。シルバーウィーク。昼前、四ツ橋線 岸里駅から大国町乗り換え、淀屋橋駅から特急で出町柳駅着。十四時に予約した出町の業者へ向かい担当者の人と車に乗って現地へ。一角を一通りチェックした後、先週に続き高野川沿いの「ジュゲム」でミーティングと珈琲。その後も、十六時にまた違う業者の方と現地(ジュゲム近く)で待ち合わせて内側をゆっくり見せてもらいました。
一寸時間を経た後でふと考えてみると、ただの偶然に過ぎないと納得していた出来事が、実はかなり奇妙な出来事であったのだと思いあたることがたまにあります。なぜかそんな流れになっていますが、ただそうなってしまうことを夏の終わりの夕刻、高野川の流れをボーッと眺めながら考えていたら、なぜか上賀茂で過ごした十代最後の年の時間の残像が浮かんでは消えました。













































