わたしの場合、集団行動をするのが昔から苦手ですが、集団の中にいる個々の人間の長所や短所を見ているのは大好物です。子供の頃から集団の中に溶け込みきれないから、なんとか溶け込もうとするのではなくて、ちゃんと距離を保ち、観察(人間ウォッチング)したり、ただただ傍観していることを「おもしろい」「たのしい」と思い込むことが得意でした。それを見ている他の人(大人)がどう思おうと気にせず、たとえ一文の価値がなくても、それも関係ありません。
今年の夏も感情移入して、ひとつのアウト、ひとつのヒットの行方だけでなく、選手の、先生(監督)の、チームの表情や、応援団、ブラスバンド、、、数字には表れないけど、いろいろな価値が存在するように見ています。スローガン「一人一役全員主役」の夏は五年ぶり二十四度目の甲子園へ、そして今年は春夏連続でうれしくて、陽が傾いた夕方から大阪西成を歩きながらいろいろな人に話しかけました、もちろん心の中で。「ありがとう21」