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Tuesday, June 10, 2025

……Osaka

 



土曜午後、長堀橋と梅田で用事をすませる途中、一応確認のため寄ったカメラのナニワで、一寸前委託に出したカメラ(使わなくなったマキナ67)が売れていました。

嬉しいような寂しいような、、、でもこのマキナだけで撮影した20年があったから今は色々崩して試行錯誤する気になります。カメラが変わると写真は変わりました。入ったお金は次の軍資金(旅費)にしたいと思います。

日曜夕方、撮影中フィルムが途中で千切れて上手く巻き上がらず、うっかりカメラの裏蓋を開けた瞬間、入れていたフィルムの銘柄を勘違い(ネガとポジ)していたことにも気づき、と云うこともフィルムでないと味わえない楽しさよ、とまた撮影意欲をかき立てるものです。

段取り良く、要領よくすること、これは自分自身の写真制作には逆効果でしかなく、要領よく順調に「仕上がらない」方向を探る、そんなイメージが浮かぶ時、表現したい気持ちが湧いてきます。


ふと子供時分、『ウォーリーを探せ』の本がブームだった頃を思い出します。当時家にも何冊かあって、あれ絵本なので割と頁数も少なくて覚えてしまうので、次からはもうすぐ”そこ”にいるなとわかってしまいます。そしたら終わってしまうから探さない方法はないかと、無理やり見てないふりなんかして、チラッチラッと探したくなる気持ちを抑えていました。

今も日々の同じような作業を意識的に繰り返しながら、そこに無意識の微妙な変化が生じても、一つが終わると、しばらく間を置かないと客観的に判断できないことが多いです。それまでの時間が自然と消え、次の違った時間が途切れることなく流れ出すように、延命作業のような繰り返しをしています。