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Thursday, September 3, 2026

.....Sakyo-ku.Kyoto

 


九月。朝から雨が降ったり止んだり、少し風が吹いて涼しいけど暑さは続くよどこまでも。というわけで今週も京都へ行ってきました。火曜午後三時過ぎ、いつも通りの仕事をして、淀屋橋駅改札前「米屋のおにぎり屋」のツナマヨ、おかか、昆布、遅めの昼食を買い、京阪電車の特急で始発(淀屋橋駅)から終点(出町柳駅)まで。継いで、叡山チン電で四つ目の修学院駅到着。

街に入り右手に小さな壁、不定期に開いた穴が興味深いです。どこにでもありそうな光景ですが、左京区は独特な空気感があります。大原通から北へ一寸、山端滝ヶ鼻町周辺を中心に、また白川通を南下して北山通までの狭い界隈をゆっくり見て回りました。途中、休憩でふらっと入った高野川べり「ジュゲム」は喫茶店のような定食屋。川を眺めながら、のんびり珈琲とミックスサンド(美味い)。

陽が落ちる頃、川端通沿い平八茶屋の前バス停から四条河原町に出て、高島屋の四階「まんだらけ京都店」一年振りくらい。入口付近ショーケースのガラス越しに気になった、入手難といわれるような古書(写真集)、アート/写真集の棚のなかにも、数タイトル紛れていたレアで格安な写真集。思わず、財布と睨めっこ......無理したらいけそう。だけど、安く買えたとしても、その喜びは長く続かないでしょう。買って満足して捲らないことがよくあります。 

だとしたら価格なんて気にせず、本当に欲しい本だけ買ったほうがいいんじゃないかと。だけど今の自分は何が見たいのか、買ってみないとわからない、その結果、手あたりしだい買ってしまうと、やっぱり積読することになります。只今現在、写真でなにか一つのテーマを掘り下げるようなことができなくなっています。

この日はタカザワケンジ『窓とパンプス』(八〇〇円)一冊購入。小さなZINEで撮影場所は北朝鮮。二〇一四の晩夏、街の移動の自由がない首都ピョンヤン。バスや鉄道から窓越しに見て撮影された写真、そのプリントの"部分"を再びフレーミングして撮影した写真集。不思議な現実を切り取って、なんとも言いがたい空気が付着しています。作者(写真評論家)の『SOMEONE'S WATCHING ME』、『Kanemura's People』、『ESCAPE』と三冊ほど持っていますが、これまで見た作品集の中で一番よかった(好き)です。


今週もできるだけ街をだらだら歩き、行き当たりばったり、そのほう面白いです。意味や目的が定まらない、わからないから歩いていられます。わかったらたぶん歩けなくなるでしょう。京都のグュっとしたところやドロッとした感じ。展示、本、アート、といった単語から遠い場所に位置する写真を、戦略的でもいいから肯定的でありたいと思います。