八月中旬、大阪は久しぶりの猛暑日。最近歩いた地名や入った店名をこのBloggerに書くと、同じように歩いている時その言葉が目に入りやすくなります。と同時に普段びっくりするくらい見飛ばしていることをおもいます。
街に出てブラブラ歩くとき、まったくといっていいほど写真のことは頭にないこともしばしで。しょっちゅう、"空気"とか"カタチ"と書くのはそれによって意識や行動が変わるかも、と考えているからです。何とかの法則みたいな話ですが、今は言葉が自分を動かしている感じもします。
十八日(火)、午後一時過ぎ梅田から阪急の特急で烏丸駅まで。市バスの五五番で千本中立売下車。すき家で牛皿定食を食べ、この日は夕方四時半に西陣の一角で業者の人と待ち合わせ。時間まで一杯の珈琲。
西陣の物件では窓を開け放ち、小路の音を聞きました。壁の色、板張りの床、洗面台、二階に上がる階段の手すり、夕方五時、遠くから聞こえてくる爺さんの声…がいい。
家を出て数分、築八十年の京町屋「芥」に遭遇。一寸覗くと、入り口には森山大道、尾仲浩二ほか新刊ズラリ、奥の棚には写真集6000冊、展示も観れる空間。陽が少し翳り始めた、この日はあまり長くとどまることができない時間帯、もう少しゆっくり物を見、感じられる日に。
またしばらくぶらついてみると、広い道路の両側にビジネス用のホテルや商店が並び、西陣より一寸都会な街が徐々に暗くなり始め、三条会商店街、四条大宮駅前ゼッテリア二階の夜景がキレイな窓際で珈琲補給。阪急(準急)天下茶屋ゆきで帰途につきました。
私は十年前から大阪市の西成というところで写真を撮影していますが、以前ほど路上で写真を撮らなくなったのに、写真(作品等)の置き場所には年中困っています。もうすこし家賃が安くて広い部屋が借りられる町に引っ越してもいいんじゃないかと。ここ何年も同じことことを自問自答しています。そして結論はいつもうやむやになってきました。
