五月十日(日)昼すぎ、京都。 連休中、京都で気になる写真家の絵画展やイベントを観に行けなかったので、行ける時には行かなければと。地下鉄、京阪、市バスに乗って岡崎公園 ロームシアター京都・みやこめっせ前到着。『ZINE FEST 写真』(みやこめっせ地下一階)と『KYOTOGRAPHIE PHOTOBOOK FAIR』(ロームシアター三階)、写真集関連イベントが向かい合って開催されていました。どちらも来場するお客さんが出たり入ったりと大盛況。それぞれの会場では一寸違ったタイプの人、作品がたくさん並んでいました。私は初めて出会った(知らない)反射的に第一印象イイ本を買ってみました。
『ZINE FEST 写真』
・self-introduction since 1987 : softinhard / kastuhiro Tsuji
このZINEは映像的で二十頁程をめくるたびに視点が浮遊します。ぱっと見、自意識強そうに見えますが、作家の自意識と無意識が生成され消失して流れるような作品です。持続の中の瞬間を切り取った写真は口数は少ないが饒舌。
・We Cannot Own Time / 困難さん(困難堂)
写真に撮ってしまえば、現実の世界も写真の世界も区別がつかない世界。撮影し終えたフィルムをベロ出しして、再び装填、撮影を繰り返す多重露光は現実とイメージを反復していくこと。自分を消すことができる都市の風景作品です。
・In coming Breezes / Daisuke Washio
紙の質感、本の綴じ、物質感を指で感じるタイプのZINE。撮り溜めた有機物と無機物を軸に上から下へ、そして再び上へズレます。曖昧で不明瞭な部分を残して、ノスタルジックにも見えるし、なんだか物語性があるみたいな不思議。
『KYOTOGRAPHIE PHOTOBOOK FAIR』
・APARTMENT SECURITY GUARD.02 / byungduck
・OBJECTS TO BE DEMOLISHED / byungduck
韓国のMAGNETIC5 BOOKS刊行の二冊。アパートの記録や建築物、解体対象物の雰囲気だけでなく、空気を感じとれます。これらの写真からは普段、街の中で見過ごしてしまう、人の観念や感情を無理なく自然に写真にしています。人は写っていないけど、人の様子や姿の向こう側を注視する作家の一貫した姿勢が気持ちイイです。
せっかくなら本は買った方がいいですね。自分自身の身銭を切らないと身にならないこともあります。本に限らず、子どもの頃レコードや洋服とかの...あの感じ。買うと自分に身につく感覚(思い込み)、人と同じは嫌、その頃も思い今も考える単純なことを思い出しました。
