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Tuesday, August 16, 2022

......Osaka


 先週の土曜日、心斎橋のギャラリー・ソラリスで写真展 松本拓海『大阪184(06)』を観に行きました。映画館の元映写技師の初個展で、大阪の街をフィルムでノーファインダーで撮影してRCぺーパーで焼いたそうです。

なかでも黒くつぶれて、揺れ動く写真が面白いのですが、なぜそれが面白いのかというと、被写体の細部のディテイルがきちんと表現されてないところなんだと感じました。きちんと見せないことで、なにか違う、底知れなさを勘違いされるところが面白いと思いました。

わたしもRCぺーパーやインクジェットぺーパーに伸ばした写真が欲しくて、フィルムカメラで撮って、作ってというサイクルが出来ています。デジカメの写真はキレイ過ぎてあまり面白くなく、撮れ過ぎるから、なにか違ってきます。やりたいことしか出来ないし、そのぺースでしか楽しくないから、結局はイメージじゃなくて行為なのかもしれません。

数日が経ち、自室で写真集『大阪184(06)』をめくりながら、「自分だけ分かっていればいい、他の人にはいろいろ想像してもらえば、、、」そんな風に言われているような気がします。