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Saturday, August 13, 2022

……Nagarekawa Hiroshima

 


火曜日、ひろしま。

朝から暑くて溶けそうな地元ネオン街、流川(Nagarekawa)の路上に立って、いろんな妄想のなか歩いていると、アスファルト路面がドロッと溶け出す光景が浮かびます。

記憶の底の薬研掘通りの生家につながってゆくような気分で、連れ戻されそうな思いにもなります。だけど、それは良き時代だったとか、懐かしいなんてことでは全くなくて、「いま」見る自分自体が、ふとその光景に紛れ込んでしまったかのような感覚です。一瞬にしてあの時代の記憶がよみがえり、ひとつの風景を見ている気がしません……つづく。