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Tuesday, February 1, 2022

......Tamade,Nishinari-ku

 



出来れば立てて、勿論寝かしても、右手で固定しながら、左指でゆっくり捲りたいです。時には逆ハンドにしたり、粘ちっこく擦って音を出したり、匂いを嗅いだりします。

大、中、小型。つるつる、ゴツゴツ、しっとり、テカテカ。白黒、カラー、ネガもポジもデジタルでも。古今東西、古書新刊。国内外(殆ど日本人だけど、台湾人、香港人、中国人、韓国人、アメリカ人、ドイツ人、スイス人、、)の写真家が撮影した、ストリートスナップ、ランドスケープ、ポートレイトの写真集を眺めています。

ストーリー(物語)系、カタログ(図鑑)系、群(むれ)系、とその時の気分で。とはいえ、特定のジャンルを決めて大げさにコレクションしていくタイプではなく、その守備範囲も中々狭く一冊開いて面白いと感じれば、同じようなものを立て続けに漁っていくスタイルで目の幅を広げたいのです。

頁の順序は無視して行ったり来たり、捲っても捲っても指で感触を確かめていると、なぜでしょうか、何頁も捲るうちに、気持ちが伸びやかになっていくのが分かります。ほぼ見たことない、歩いたこともない、違和感たっぷりの光景が無性に懐かしく感じてきます。