金曜日、昼まえ、広島の父は四ヵ月お世話になった老健施設を退所した。
そして今後のことをいろいろと思案し、当初の予定通り介護付き有料老人ホームへ入所した。この半年間リハビリテーションを欠かさない毎日、四か所の病院/施設を転々とし、現在、自ら車椅子を操作出来るまで回復したが、要介護3の認定を受け、高次脳機能障害も残る。
昨年11月、母の一周忌法要当日、自宅で倒れていた父は、発作性心房細動が原因で脳梗塞を発症した。心房細動から心房内にその後、血栓が生じて、それが右大脳に飛び、左半身に後遺症が残った。
これからも、父は「ふつう」に生きることがしんどいと思う。考えていた方向からはどんどんズレてしまっているが、道半ばという気持ちで、無理のないように、ゆっくりと静かな生活を送ってほしい。