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Sunday, December 19, 2021

......Takehara,Hiroshima

 


    12月19日午前5時40分過ぎ、母方の祖父が他界。103歳の大往生。

祖父は10代で職業軍人となり主に中国や東南アジアや北朝鮮に渡り、終戦後30歳前後で広島県の刑事となりました。 しかし自分にとって祖父といえば、やっぱり警察を定年退職後に始めたマラソンランナー(市民ランナー)として達者業に就くシルエット。

アメリカのボストンやハワイのホノルル、そして全国各地のレースに沢山参加していた頃のイメージが強く、蛍光色のジャージとゼッケン付きタンクトップ、ぴたぴたの短パンにニューバランスを履くランナー姿は今も強く記憶に残ります。

70歳を越えたあたりから「走る」だけでは物足りず、家族の心配をよそにトライアスロンのレースにも挑戦する名実ともに鉄人じいさんで 、自分のように人生の浅い水面をプカプカ浮いてきただけなのに、それでも人並みにつかれきった中年の顔をした孫からしたら、ひたすら眩しい存在でした。

先週は鉄人が余生を老猫と暮した、田舎の小舎の大きな仏壇の前で、ひと晩だけ寝袋に包まり目をつぶって横になりました…「あちらの世界でもますます元気で、健康で、日々達者業をお過ごしください」お祈りしています。