Tuesday, February 4, 2020

『KONG FUSION』 The Works of Hong Kong



 過日、九龍半島の観塘の駅前を歩いている時、デモの群衆にぶつかった。目の前を流れ去る元気な黒シャツ集団を眺めながら、私には眩し過ぎて疎外感を感じる。それ以来静かな路上を休み休み遠くまで歩いた。

地ベタで揺れながらしゃべり続ける欧米カップル、暇そうな屋台の看板と壁の落書き、うつろな目の中華系おじさんを眺めては、そちらの方にシンパシーを感じないわけにはいかない…そして、またぼんやり思う、「これって、誰も見てない所で、写してるだなぁ…」

押しつけられるものでなく、他人との比較でもない、自分の好きなこと、楽しいことを続けるってなんだろうか……いや続けようとするんじゃなくて、続いていってしまうことってなんだろうか。

今の自分のいる場所とその裏側、もうひとつの場所のことを想像しながら、また地下鉄を乗り継ぎ乗り継ぎして、中国大陸に向かった。