Translate

Sunday, November 24, 2019

......Hiroshima

11月18日0時48分 母他界。
重度の気管支拡張症を持病に持ち、この病と長く付き合ってきました。この2か月と何日間の入院生活最後の数日間…残った力を振り絞る姿が強烈に脳裏に焼きつきました。

11月20日小さな葬式。
「人生のパートナーが花屋だった」母は、沢山の白い別れ花に埋もれ、普段はしない化粧をしてもらいました。トレードマークの「丸いサングラス」は外してすっきりした穏やかな表情をしていました。そして何時も通り「黒革のライダースジャケット」に「迷彩のカーゴパンツ」と「ジョージコックスのラバーソウル」、あと左脇には声優を目指した学生時代、吉祥寺の本屋で手にしてからずっと持っていた「発音アクセント辞書」を持参して、家族6人に見送られ出発しました。

途中、海外を放浪中の愛する娘にあいさつして、大好きなパリにも寄ってから、母らしくあちらの世界へ往くそうです。もう今頃パリのカフェかメトロか道端で楽しそうにニコニコと人間観察でもしているのでしょうか…そんな様子を想像しています。当たり前過ぎるけど、やっぱり自分はずっと大好きだった人なので、まだまだ実感がわきません。今は言葉にしないでいたい、ぐっと我慢して、深呼吸しています。以上。