1本10カットでひとつもない?相変わらずの光景。
コンタクトを何度も見直して、セレクトする面白さはつくづく感じています。テーマにコントロールされたり、回りくどい理屈でセレクトしたくない。と思ってはみるも、その次の瞬間、目の前にはいきなり大きな見えない壁が、ドンと立ちはだかってきたりもします。
突破口がなかなか見つからず定まらない時、意識/無意識にかかわらず、側で鳴っている音楽や偶々出会った音の中に、手がかりや糸口を求めることがよくあります。
先月、ソウル九龍村の部落の坂道をあてもなく歩いている時、どこかの家から聞き覚えのあるようで知らない音が流れてきて、思わず立ち止まって聴いていました。